
投資を始めたばかりの人は、「何も売ってないのに利益が減った…」と驚いた人も多かったと思います。
僕も保有してるゴールドやオルカン、S&P500も利益が減りました。ですが、これは資産そのものが急に弱くなったわけではありません。為替(円とドル)の値段が大きく動いたことが原因です。
今回は「日米為替介入とは何をしたのか」「なぜゴールドやインデックス投資の利益が減ったのか」を初心者向けに解説します。
日米為替介入とは?
今回、日本政府とアメリカ政府は協調して円を買い、ドルを売る介入を行いました。これは急激な円安を抑えるための異例の対応です。
簡単に言うと、今まで1ドル=163円だったものを1ドル=156円前後まで一気に円高へ動かしたイメージです。
実際に何をやったの?
日本政府は保有しているドル資産の一部を売り、その代わりに円を大量に買いました。
市場ではドルを売る人が増える ↓
ドルの価値が下がる
円を買う人が増える ↓
円の価値が上がる
という流れになります。つまり円安を止めるために政府がお金を使って市場に参加したということです。
なぜゴールドやオルカンの利益が減ったの?
ここが一番重要です。例えばアメリカ株が全く値動きしていなくても、今まで100ドル × 163円だった評価額が100ドル × 156円になるだけで、日本円に換算した評価額は下がります。つまり、資産価格ではなく為替で利益が減ったということです。
ゴールドも同じです。世界ではドル建てで取引されています。ドル価格が変わらなくても、円高になるだけで日本円表示の価格は下がります。
売るべき?
僕はそうは思いません。今回下がった理由は企業の業績悪化でもなく、インデックス投資が失敗したわけでもありません。為替要因が大部分です。もちろん今後さらに円高になる可能性はあります。逆にまた円安へ戻れば、今回減った利益が戻る可能性もあります。
覚えておきたいポイント
投資初心者ほど「利益が減った!」と焦ります。しかし、利益には資産価格為替この2つが影響します。海外資産を持っている以上、円高・円安による評価額の増減は避けられません。だから短期の評価額だけで慌てるのではなく、「何が原因で下がったのか」を知ることが大切です。
まとめ
今回の日米為替介入で利益が減った人は多いと思います。でも、それは投資が失敗したわけではありません。政府が市場で円を買い、ドルを売ったことで円高が進み、日本円換算の評価額が下がっただけです。
協調介入は円安是正を目的とした異例の対応でしたが、専門家の間では効果は一時的で、長期的には日米の金利差など構造的な要因が重要だと見る声もあります。
投資は「なぜ増えたのか」「なぜ減ったのか」を理解するだけで、無駄な売買を減らせます。評価額に振り回されるのではなく、値動きの理由を学ぶことが、長く資産形成を続ける一番の近道だと僕は考えています。
■著者プロフィール ダボ猫
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