「40代後半で転職なんてもう無理。」
そんな言葉を耳にすることがあります。
私もそう思っていました。「こんな歳で、誰が欲しがるんや」
今回僕は、大手自動車メーカーで約19年間製造業に従事し、その後販売業へ転職。そして再び地域の中堅製造業へ転職することになりました。
企業名は伏せますが、この経験から分かったことがあります。
年齢ではなく、「自分の市場価値」を理解している人ほど転職は成功しやすい
ということです。
① 経歴は「何年やったか」が武器になる
今回最も評価されたのは、19年間という製造経験でした。
業界が多少違っていても、
・安全意識 ・品質意識 ・改善活動 ・製造現場のルール
こういった基礎は共通しています。
企業側からすると、未経験者を一から育てるより、経験者の方が教育コストを抑えられます。
「何を」「どれだけ長く」やってきたか。
これは年齢以上に評価されるポイントでした。
② 給料は会社だけではなく「業界」と「商流」を見る
転職活動で改めて感じたのは、給料には業界格差があるということです。
販売業には販売業の給与レンジがあります。
製造業には製造業の給与レンジがあります。
さらに製造業でも、
・元請企業
・一次協力企業
・二次協力企業
といった商流によって給与水準が変わるケースがあります。
求人を見るときは「月給」だけではなく、その会社がどのような仕事を受注しているかも確認すると見え方が変わります。
③ 待遇も業界によって大きく違う
働く時間の考え方も業界によって異なりました。
販売業では長時間勤務が前提になっている職場もあります。
一方で製造業では、定時と残業の線引きが比較的明確な会社も多くあります。
もちろん会社によって違いますが、
「給与だけを見る」のではなく、
・休日
・勤務時間
・交替勤務の有無
・残業時間
まで含めて判断することが重要だと感じました。
④ 面接は「礼節」と「自然体」のバランス
若い頃のように堅苦しい受け答えだけが正解ではありませんでした。
面接官との年齢も近くなるため、
礼儀は大切にしながらも、自然な会話ができること。
そして職務経歴書に書いた内容を、自分の言葉で説明できること。
これが何より重要でした。
私は現職の不満を並べることはせず、
「長く働ける環境を探している」
という軸で話をしました。
「今の職場に不満はありますか?」との問にも「いえ、沢山よい部分があります。例えば人との繋がりにしても、楽しく思う瞬間はあります。ただ、長くずっと居られると言う視点で見ると、違うと感じています」という志望動機との振れ幅が無い回答は心掛けました。
結果として、面接後には作業職ではなく保全職の可能性まで含めた話をしていただけました。
⑤ 最後の転職にしたいからこそ、条件を吟味した
私はもう何度も転職したいとは思っていません。
だから今回は、
・給与
・勤務形態
・交替勤務の有無
・残業時間
・長く勤められる会社か
この5点を特に重視しました。
求人票だけでは分からないことも多いので、面接では遠慮せず確認しました。
転職は「入社すること」がゴールではありません。
「長く働き続けられる会社を選ぶこと」が本当のゴールです。

まとめ
40代後半だから遅い。
実際はそんなことはありませんでした。
大切なのは、
「今の会社を辞めたい」
ではなく、
「自分の経験が最も評価される市場はどこか」
を考えること。
年齢は武器にならないこともあります。
しかし、経験は武器になります。
転職を考えている方の参考になれば幸いです。
■プロフィール ダボ猫
ダボ猫チャート運営者。
投資・家計管理・働き方・暮らしをテーマに、「誰でも再現できる資産形成」を発信しています。
実体験をもとに、数字や制度、データを交えながら、初心者にも分かりやすい情報を心掛けています。
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