👉️前回の記事で、我が家の積立投資について書きました。
約7年前、ダボ猫嫁が始めた積立NISA。当時は、今ほど投資の知識があったわけではありません。そんな嫁が選んだ投資信託が、「ひふみプラス」そして、もう一つ。「セゾン資産形成の達人ファンド」だったんです。
過去の記事では、毎月1万円を積み立ててきた結果について紹介しました。
👉 「80万円が130万円に。毎月1万円を7年間積み立てた結果」
そして前回の記事の最後に、実は嫁セレクションのアクティブファンドシリーズ、もう1商品あるんです。こちらは次回紹介します。と書いてしまった。はい。
今回は、その「もう1商品」。ひふみプラスです。嫁に聞いてみたところ、毎月1万円の積立をひふみプラスとセゾン資産形成の達人ファンドに5,000円ずつ振り分けていたそうです。
……知らなかった。ということで今回は、7年前に何も分からない状態で嫁が選んだ「ひふみプラス」を、現在のデータで見てみます。
そもそも「ひふみプラス」って何?
ひふみプラスは、レオス・キャピタルワークスが運用するアクティブファンドです。主に国内株式を投資対象とし、企業の調査・分析を行って、将来の企業価値に対して市場価値が割安と考えられる企業を選別して投資するタイプの商品です。
つまり、S&P500やTOPIXなどの指数に機械的に連動するインデックスファンドとは違います。
運用する人間が、「この会社は成長するんじゃないか」「この株は割安なんじゃないか」と考えて銘柄を選ぶ。だからアクティブファンドです。そして当然、ここにはコストがかかります。
ここで「アクティブ=悪」という話になる投資を勉強すると、よく出てくる話があります。「インデックスファンドを買っておけばいい」僕も基本的には合理的な考え方だと思っています。
理由の一つが、コスト。ひふみプラスの信託報酬は、純資産総額に応じて年率**1.078%、0.968%、0.858%**と逓減する仕組みです。
一方、低コストのインデックスファンドには、もっと安い商品がたくさんあります。この差は長期投資では無視できません。
例えば、「同じような市場に投資するなら、わざわざ高い手数料を払う必要があるの?」という話になる。これは非常に合理的。だから、「アクティブファンドよりインデックスファンド」という考え方が広まるのも当然です。
ところが。我が家には、ちょっと面白い実例がありました。7年前のひふみプラスを今見ると……2019年8月30日。ひふみプラスの基準価額は、35,665円でした。そして2026年7月31日時点では、81,270円となっています。基準価額だけで比較すると、約2.28倍。2019年8月末から2026年7月末までの約7年間で、基準価額ベースでは約127.9%上昇しています。これを単純に年率換算すると、約12.5%。になります。もちろん、これは「毎月1万円を積み立てた嫁の利回り」ではありません。
ここは非常に重要です。毎月積み立てれば、毎回違う価格で購入することになります。だから、ファンドそのものの基準価額の伸びと、嫁が実際に積み立てて得た運用利回りは別物です。それでも、「アクティブファンドって、そんなにダメなの?」と思わせるには十分な数字じゃないでしょうか。
2019年8月末の基準価額は、レオス・キャピタルワークスの月次運用レポートでも35,665円と確認できます。しかも、これは「嫁のもう一つの選択肢」ここが今回、一番面白いところです。
嫁は毎月1万円を、ひふみプラス 5,000円セゾン資産形成の達人ファンド 5,000円に分けていた。
つまり、7年前の嫁は知らず知らずのうちに、アクティブファンド2本を積み立てていたわけです。そして、もう一方のセゾン資産形成の達人ファンドも長期でかなりの実績を残している。「アクティブファンドは高コストだからダメ」と一言で片付けるには、我が家の実例がちょっと強すぎる。
じゃあ、アクティブファンドが正解なのか?もちろん、違います。ここを間違えてはいけません。僕が今回言いたいのは、「ひふみプラスを買えば儲かる」でも、「アクティブファンドのほうがインデックスより優秀」でもありません。むしろ、そんなことは未来にならないと分かりません。過去に良かったファンドが、これからも良いとは限らない。投資の世界では、これが非常に重要です。
「過去7年で年率12.5%」という数字にも注意ここで、もう一度冷静になります。「年率12.5%なら凄いじゃん!」確かに凄い。でも、過去の数字です。そして基準価額の単純比較です。積立投資をしていた人の実際の収益率とは違います。さらに、ひふみプラスは市場環境によって大きく値動きする株式ファンドです。レオス自身も、株価変動や為替変動、カントリーリスクなどによって基準価額が変動し、元本を割り込む可能性があると説明しています。
だから今までが良かった」=「これからも良い」ではありません。ここは絶対に混同しない。
それでも、アクティブファンドを「悪」と決めつけるのは違う
今回、嫁の積立を調べていて思ったことがあります。インデックスファンドには、確かに大きなメリットがあります。低コスト。これは長期投資において非常に強い。アクティブファンドは、そのコストを払ってでも市場平均を上回る成果を目指します。だから、「その高いコストを払う価値があったのか?」を見る必要がある。つまり、アクティブか、インデックスか。だけで考えるのではなく、その商品が実際にどんな結果を出してきたのか。を見る。これが今回の結論です。
7年前の嫁に投資を教えてもらった7年前。投資のことを今ほど知らなかった嫁。そんな嫁が選んだ、ひふみプラス。そして、セゾン資産形成の達人ファンド。結果だけを見ると、どちらも長期間にわたって成果を出してきたアクティブファンドでした。もちろん、これは結果論です。7年前の時点で、「この2本なら7年後にこうなります」なんて誰にも分かりません。だから、「嫁の選択が正解だった!」と大騒ぎする話でもない。
……とはいえ。毎月5,000円ずつ。何も分からず積み立てて。7年後に僕がデータを調べて、「あれ?結構やるじゃん」となっている。これはちょっと面白い。
7年前の嫁、現在の俺より投資判断よかった説。いや。これは本人には言わないでおこう。
結局、投資で大切なのは「データを見ること」僕は今なら、低コストのインデックスファンドを選択肢の中心にします。それは変わりません。でも、「インデックスだから正義」「アクティブだから悪」という宗派争いをする必要もないと思っています。
見るべきなのは、
信託報酬はいくらなのか
何に投資しているのか
どんなリスクがあるのか
過去にどんな成果を出してきたのか
そのコストを払うだけの価値があったのか
そして、自分が実際にいくら積み立てて、いくらになったのか。
ここです。投資の未来は分かりません。でも、過去のデータを見ることはできます。だから僕は、アクティブファンドは悪なのか?と聞かれたら、「分からない。だからデータを見る。」と答えます。これが今のところ、ダボ猫チャートの答えです。
そして我が家には、もう一つのアクティブファンドがあります。セゾン資産形成の達人ファンド。こちらについても、7年間の積立データを改めて見てみると、なかなか面白い結果になっています。

……ということで、嫁セレクションのアクティブファンドシリーズ。もう一つも検証してみます。
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※本記事は特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資信託には元本割れのリスクがあり、過去の運用実績は将来の成果を保証するものではありません。
■著者プロフィール ダボ猫
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