お金の話はよくします。でも今日は少し違う角度から、資産形成ブログらしからぬテーマを書いてみようと思います。
■摂政関白、という発想
歴史を振り返ると、藤原氏の摂関政治というのは、ある意味すごい仕組みでした。
娘を天皇家に嫁がせて、
外戚として権力を維持し続ける。
数百年単位で機能した、
結論一族を守るシステムです。
これ、現代に置き換えると「特定の分野(医療とか教育とか行政とか)に一族を送り込んで、そこに根を張る」というイメージに近いかもしれません。
正直に言うと、この発想、リスクヘッジとしてはすごく合理的です。ポジションを押さえておけば、
何かあったときに一族の誰かが助けてくれる。
弱った個体を血縁で守る、
という意味では、生物としてはまっとうな戦略です。ただ、これを娘や息子にそのまま当てはめようとすると、どこか冷たいんですよね。戦略としては筋が通っているんですが、「愛」がない。子どもを、家系というシステムを維持するための駒みたいに扱ってしまう感覚があって、書いていて自分でも違和感がありました。人生はもっと自由であっていい。僕だってこんなに拘束されたくない…
■ 狼の群れを思い出した
そういえば、と思い出したのが狼の群れの話です。狼は獲物を狩ると、序列に関係なく群れの中の弱った個体や子どもにも分け与えることがあるそうです。これ、一見すると「弱いものを助ける優しさ」に見えるんですが、生態としてはもう少し合理的な理由があります。群れの数が減れば、そもそも狩りの成功率自体が落ちる。だから弱い個体を見捨てずに支える方が、結果的に群れ全体の生存確率が上がる。
でも面白いのは、狼にとってその行動の「動機」までドライだったかは分からない、ということです。仲間だから分け与える。理屈より先に、そういう感覚があったのかもしれません。合理性と情が、後から見ると同じ方向を向いていた、というだけで。人間の子育てもたぶん同じで、「一族が生き残るために分散させよう」という戦略から入ると、どうしても冷たく響きます。
でも「この子にはこの子の力で立ってほしい」という、ただの親心から始めても、結果として同じ形にたどり着くことがあります。狼が理屈より先に仲間に分け与えたように、順番は情が先でよくて、後から振り返ったときに「ああ、これはリスクヘッジにもなっていたな」と気づく程度でちょうどいいんじゃないか、と思っています。
■ ポジションより、育て方を継がせる
それで考え直したのが、「ポジションを継がせる」んじゃなくて「活躍できる人材の育て方を継がせる」という方向です。具体的にいうと、こういうことです。
・特定の職業や地位を目指させるのではなく、どの分野でも通用する学び方
・考え方を教える
・一族全員が同じ業界に固まらないようにする(一つの業界が傾いても、他でカバーできる)
・本人の適性や興味を尊重して、無理に「継がせよう」としない
これのいいところは、外からは「ただ頑張ってる家系」にしか見えないことです。ポジションを独占していないので、反感を買いにくい。誰か一人がうまくいかなくても、一族全体の評価が揺らがない。そして何より、子ども自身が「地位を守るため」じゃなく「その分野で結果を出すため」に頑張れる。着手当所の動機がねじれないのが、一番大事な気がしています。プレッシャーはパフォーマンスに対し不要なものかもしれません。
■ お金と同じ、資産としての人
僕のブログでは「お金・健康・時間」を人生の三大資産として捉えていますが、子育てにおいては「その子自身の素直さや力量」も一種の資産だと思っています。我が子の「やってみたい」に対して最大限の投資は是非したい!リスク?関係ないよ!常にそうおもっています。子どもはウチに産まれて来てくれた…そう思っています。
現金を残すのは簡単です。でも本当に価値があるのは、何が起きても自分の足で立てる力を持たせてあげることじゃないか、と最近よく思います。
これは別に大きな戦略でも何でもなくて、「うちの子には手に職をつけてほしい」というお母さんたちの願いと、結局根っこは同じなのかもしれません。ただ、
その想いを一代で終わらせず、次の世代、その次の世代まで意識して考えると、こういう話になる、というだけの話です。
考え過ぎる位考えないと答えが出るテーマではないので、今日はここまでにしておきます。また子育てについて考えたことがあれば、書いてみようと思います。
👉️プロフィール トータルライフプランナーダボ猫
大手製造業を経て、現在は販売業に従事。7年間の資産形成経験をもとに、お金・健康・時間について思うことを綴っています。
No responses yet