僕は過去に、痛い目に遭ったことがあります。

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今になって振り返ると、

「いや……これ、胡散臭さ満点だったじゃん」
と思う。

当時は、それが分からなかった。
いや、正確には――
なんとなく変だとは思っていた。でも、買ってしまった。
だから今回は、特定の誰かを「詐欺師だ」と断定する記事ではありません。
僕自身の経験を振り返って、
「こういう特徴が重なっている案件には、かなり慎重になった方がいい」
という話です。
詐欺じゃないかもしれない。
本当に素晴らしい商品なのかもしれない。
でも、僕はもう、
「詐欺かどうか分からないものに、自分の大切なお金を預ける」
ということをしません。

① 運営者、代表の名前や肩書きがやたら多い

まず僕が警戒するのがこれ。
「この人、結局なんて名前なの?」
という状態です。
本名なのか、ビジネスネームなのか、芸名なのか。
肩書きも、
経営者
投資家
コンサルタント
インフルエンサー
○○プロデューサー……
と、どんどん増えていく。
もちろん、芸名やビジネスネームそのものが悪いわけではありません。
ただし、
「名前を捨てられる人に、お金を預けるのは怖くない?」
とは思います。

インターネットに過去の情報が残っていても、名前を変えられてしまえば追いかける側は大変です。
だから僕は、今なら、
やたらカッコいい名前は、とりあえず「芸名かもしれない」と思って確認する。
これくらいでいいと思っています。

② 「ちゃんと会社がある」だけでは安心しない

これも重要。
「法人です」
「会社を経営しています」
「登記されています」
これだけで信用してしまうのは危険です。
法人登記が存在することと、
その会社に十分な資産があること
は別問題だからです。
登記簿に会社が載っていても、実態がどこまであるのかは別途確認しなければいけません。
場合によっては、実態の乏しい会社という可能性だってあります。
だから、
「会社だから安心」ではなく、「何をしている会社なのか」まで見る。建物は?看板は?登記簿とその内容は?
これが大事。Googleマップで所在地入れたら民家や住宅街だったり。

③ 「高リターン」「高利回り」「ありえないほどお得」

人間は、お得に弱い。
僕も弱い。
「高リターン!」
「毎月○万円」
「今回は特別に富裕層向け商品が提供できます!」
「格安で高級サービスを体験できます」
こういう言葉が並ぶと、ついつい興味を持ってしまう。
でも、ここで一回止まる。普通の金融市場ではあり得ないリターンだと気付く相場感があればなおいいのですが、
「なぜ、そんなにお得にできるんですか?」

これを説明できるか。
そして、その説明に納得できるか。

「やたらお得=詐欺」ではありません。
企業努力で特典を厚くしている商品も当然あります。
だからこそ、
安さそのものではなく、「お得の理由が明確か」を見る。

④イベント、セミナー、格安クルーズ船等の集客


これも僕なら警戒します。
豪華な食事。
クルーズ。
高級ホテル。
イベント。
もちろん、それ自体は悪いことではありません。
問題は、
「それが何のために開催されているのか」
です。
人を集める。
豪華な場所で気分を上げる。
そこで商品やサービスを紹介する。
これはマーケティングとして普通に存在する手法です。
だから「セミナー、クルーズ=詐欺」なんて話ではありません。
ただ、
「豪華なものを提供して、誰が何を得るんだ?」
という視点は持っておきたい。

⑤ やたら親切=その場の空気で断れなくなる雰囲気

僕が今、一番怖いと思っているのがこれ。
商品そのものより、
「断りにくい環境」
です。

優しく丁寧な電話対応、あなたを気遣うメールの文章。
豪華な場所。
親切なスタッフ。
楽しそうな参加者。
「せっかく来たんだから」
「今回だけですよ」
「皆さんやっていますよ」
そんな空気。
人間って、その場の雰囲気にかなり引っ張られます。
だから、
その場で決断しない。
これだけでもかなり違う。
「一度持ち帰ります」
これを言えるようにする。
そして帰宅してから調べる。
僕なら今後、絶対にこれをやります。

⑥ SNSが「成功者の生活」ばかり

高級車。
高級ホテル。
豪華な食事。
プール。
クルーズ。
楽しそうな仲間たち。
Instagramを見ると、まるで別世界。
これも、それだけで怪しいとは言えません。
本当に成功している人かもしれない。
単純に旅行が好きな人かもしれない。
でも僕なら、
「この投稿は何を伝えるために存在しているんだ?」
と考えます。
商品の説明より、
「こんな生活ができます」
「こんな仲間がいます」
「こんな場所に行けます」
が前面に出ているなら、
それは商品そのものではなく、
夢を売っている可能性がある。
夢を見ることは悪くない。
でも、
夢と契約書は別物です。

⑦ 「仲間」のコメントがいいことばかり


SNSには、
「最高でした!」
「人生変わりました!」
「○○さんに出会えてよかった!」
「私も人生変わりました!」
みたいなコメントが並ぶことがあります。
これも、コメントを書いている人が本当に満足している可能性はあります。
だから、
「サクラだ!」
なんて簡単に決めつけるつもりはありません。
でも、
サクラではないと言い切れるのか?
という視点は持っておく。
SNSのコメント欄は、第三者による客観的な審査機関ではありません。
だから僕なら、
「コメント欄が絶賛だから安心」
とは考えません。

⑧ 「金融商品なのに、証券会社ではない」

ここは僕にとって一番重要です。
投資の話をするなら、
誰がその商品を販売しているのか。
ここを確認します。
証券会社など、金融商品を扱うための登録・規制の枠組みの中にいるのか。
金融庁の登録情報など、公的な情報から確認できるのか。
僕ならここを最初に見ます。
なぜなら、
「儲かるかどうか」より「何者から買うのか」の方が先だから。
投資先のリスクを考える前に、
「この相手にお金を渡して大丈夫なのか?」
を確認する。
これは僕自身が痛い目を見たからこそ、強く思うことです。

⑨ 契約してから早い段階でリターンが発生して受け取れるシステムではないか?

ここも重要。
怪しいと思った。
だから詐欺だ。
――とはなりません。
実際に詐欺として立証するには、契約内容、資金の流れ、相手の認識、説明内容など、さまざまな事情を確認する必要があります。
そして、
「詐欺だと証明すること」と「お金を回収すること」は別問題です。
ここを僕は後から痛感しました。

詐欺だと立証するには「はじめから騙すつもりだった」という部分がキーになります。逆を言えば相手が翌月などに配当金を出した場合、詐欺だと立証するのは困難になります。ポンジスキームを成立しやすいシステムかどうかは見る必要があります。


⑩ 一番考えるべきは、この人たちを相手に「回収することになったら?」可能か否か。

僕はここを最重要ポイントにしたい。
買う前に、
「儲かるかな?」
だけを考えてはいけない。
こう考える。
「もし相手と揉めたら、僕はこのお金を回収できるのか?」
相手の会社は実在するのか。
連絡先は明確なのか。
契約書はあるのか。
資産はあるのか。
金融機関など第三者のチェックは入っているのか。
万が一裁判になったらどうするのか。
そして何より、
その手間と費用を払ってまで取り返したい金額なのか。
ここまで考える。
「詐欺かどうか」より、「回収する羽目にならないか」
僕は昔、
「詐欺かどうか」
ばかり考えていました。
でも今なら違います。
「これ、詐欺じゃないと証明できる?」
ではなく、
「これ、何かあったときに俺は回収できる?」
です。
詐欺でなかったとしても、事業が失敗することはある。
会社が倒産することもある。
相手と連絡が取れなくなることもある。
契約上のトラブルになることもある。
つまり、
「詐欺ではない」=「安全」ではありません。
僕の結論
僕は今、投資についてはかなり単純に考えています。
よく分からない人から買わない。
よく分からない会社に預けない。
金融商品なら、金融庁など公的機関の登録状況を確認する。
そして、
「儲かるか?」の前に「誰から買うのか?」を見る。
証券会社など、一定の規制・監督の下にある金融機関を通すことには、それなりの意味があります。
もちろん、証券会社を通したから絶対安全という話ではありません。
投資には元本割れのリスクがあります。
それでも、
「何者か分からない相手に直接お金を渡す」
というリスクまで、わざわざ背負う必要はない。
僕は一度、痛い目を見ました。
だから今なら、
「詐欺じゃないかもしれない」
と思った時点で、
買わない。
これでいいと思っています。
怪しいものを見抜く能力より、
怪しいものから距離を取る能力。
こっちの方が、資産形成では大事なのかもしれません。



■blog ダボ猫チャート

■著者プロフィール ダボ猫

普通のサラリーマンです。
大きな資産も、特別な投資知識もありません。
だからこそ、実際に自分でお金を動かし、失敗し、調べ、考えたことを「ダボ猫チャート」に記録しています。
投資、資産形成、仕事、家族、お金の失敗や成功、日々の暮らし。
「これから資産形成を始めたい」という普通の人に、少しでも参考になればと思って書いています。
今回の記事も、誰かを詐欺師と決めつけるための記事ではありません。
自分自身が過去に痛い目を見た経験から、同じような失敗をしないために「僕ならここを見る」という視点をまとめたものです。

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