「金、まだ上がるんじゃない?」正直、売る直前までそう思っていました。
それでも、今日。我が家で約6年間保有していた50gの金インゴットを売却しました。
売却額は、1,222,450円。2020年8月に385,650円で購入した金です。
今回は、なぜ「まだ上がるかもしれない金」を売ったのか。そして、実際に金を売ったらどうなったのか。ダボ猫の現物金売却記録です。
金を売ることになった理由
理由は非常にシンプル。子どもの大学受験・進学に現金が必要になったから。子どもには、できるだけやりたいことをやってほしい。そのための教育資金なら、今まで育ててきた資産を使う意味は十分にあります。そして、今回の現金化は「いつか売ろう」ではありません。
今月、必ず現金が必要だった。
問題は、「今月のいつ売る?」でした。「今月なら、いつ売る?」ここで嫌なタイミングが来ました。それまで好調だった金価格が、9月に入って急に大きく動き始めた。
「またFRBかよ……」米金利やFRBの金融政策を材料に金価格が大きく動く。しかも9月4日には米雇用統計の発表を控えていました。つまり、今日売るのか。
もう少し待つのか。
待てば上がるかもしれない。
でも、下がるかもしれない。
そして今回は株と違って、50gのインゴット。「10万円だけ売って様子を見る」ができない。そこで考えました。「もう今月はチャートのアップダウンに付き合えん。」これです。
嫁を説得する
ちなみに、この金。嫁さん名義です。なので勝手に売るわけにはいきません。嫁さんに、「今月売ろう」と話すと、「え?送ればいいじゃない」と言われました。なるほど。宅配で送ればいい。……いや、待て。ギリギリまでチャートを見たい。でも、売却を申し込んだらキャンセルできない可能性もある。ここは慎重に考えたい。
そこで嫁さんに、「よく考えてくれ。グラム1,000円動いたら、50gで5万円動くんだぜ?」と説明。金50gなら、金価格が1gあたり1,000円動くだけで5万円。これを考えると、何となく「もうちょっと待とう」は怖い。「え?ちょ」となれば引き返す事もできる。
嫁さん、「分かった🙋」了承。よし。売ろう。県庁所在地まで金を持っていく以前から、「いつか金を売るなら、県内でも足を運べる店舗がいい」と考えて、売却先を設定していました。
今回は取引き先である日本マテリアルへ。端っこの田舎から、朝出発。そして道中。もちろんチャートを確認します。9時30分。確認。そして最終的に、「いこう!」決断しました。
そして店舗へ
店舗に到着。書類と金のインゴットを店員さんに渡して手続き。検品してもらい、売却金額が決定。
1,222,450円。
日本マテリアルでは、店頭売却の場合、品物の検品→本人確認→支払いという流れになっています。100万円を超える店頭売却の場合は、指定金融機関口座への振り込みとなります。
そして、「入金は翌営業日です」これで終了。思ったより、あっけない。
約6年間持っていた金50gが、1,222,450円の現金資産に変わりました。
2020年に買った金はいくらになった?
ここは数字で見てみます。
2020年8月6日。50gのインゴットを、385,650円で購入。
そして今回、1,222,450円で売却。
単純計算すると、
+836,800円。
約38.6万円だったものが、約122.2万円になりました。
これは正直、かなりありがたい。
金価格が非常に良かった時期の恩恵を、我が家もしっかり受けました。
「年初に売っておけばもっと儲かった」
これは思います。笑年初の高値圏で売っていれば、もっと良い金額になっていた可能性があります。でも、それは完全に結果論。その時点では、「まだ上がるんじゃないか?」と思っていたわけですから。
投資って、ここが難しい。後からチャートを見ると、「ここで売ればよかったじゃん」になる。でも、その瞬間には未来のチャートなんて見えません。だから今回は、「今月、教育資金として現金が必要になった」という明確な目的ができた。それを優先しました。
金を売ったら税金はどうなる?
ここは注意が必要です。金地金の売却益は、株式の売却益とは違い、原則として譲渡所得として扱われます。国税庁によると、金地金も譲渡所得の対象資産です。
また、所有期間が5年を超える場合は長期譲渡所得となり、譲渡益から最高50万円の特別控除を差し引き、その残額の2分の1が総所得金額に算入されます。
今回のようなケースでは、「5年以上持っていたから税金について何も考えなくていい」という意味ではありません。さらに今回は嫁さん名義の金なので、我が家では名義人側の所得状況も含めて確認しています。税金については個々の所得状況によって変わるので、売却する際は税務署や税理士などに確認してください。
じゃあ、金は買うべきなの?
ここが一番聞かれるところでしょう。「金って買ったほうがいい?」ダボ猫の答えは、「絶対買うべき」とは思わない。です。金には株式のような配当もありません。だから、「金を買えば儲かる!」という商品ではありません。
一方で、今回の我が家のように、「長期間保有して、必要になったときに現金化する資産」としては、非常にありがたい存在でした。特に現物金の場合、
株価暴落とは違う値動きをする
実物資産として持てる
必要になれば売却できる
長期保有を前提にできる
という特徴があります。ただし、価格は普通に下がります。今回だって、売る直前までチャートに振り回されています。笑
「金なら絶対安全」ではありません。性質としては両学長もおっしゃっているとおり「やんちゃな値動きをする資産」これが金を表す言葉として一番しっくりくる。いいときはいいけど、とにかくやんちゃです。
ダボ猫が金を売って思ったこと
今回、一番感じたのは、「金が儲かった」ではありません。もちろん、38万円で買ったものが122万円になった。これは非常にありがたい。でも、それ以上に、教育資金として、予想以上のリターンを生んで戻ってきた。ここが大きい。子どもには、できるだけやりたいことをやってほしい。そのためのお金として使えるなら、6年間金を持っていた意味は十分にあった。
そして今回、もう一つ自分を再評価したことがあります。
暗中模索だった投資を、よく続けてきた
投資を始めた頃なんて、何も分かりませんでした。
株って何?
NISAって何?
金ってどうなん?
自分で口座開設?できるわけねー!
そんなところから始めています。それでも少しずつ勉強して、考えて、買って、持って。そして今回、「必要な時期に、必要なお金を資産から取り出す」ところまで来た。これって、投資を始めた当初の自分からすると、なかなか感慨深い。
そして嫁さんに感謝
最後に、これは書いておきたい。当初の我が家で、「投資なんか絶対ダメ」と言われていたら。小遣い制で、「投資なんてせずに貯金しろ」と言われていたら。たぶん、ここまでできていません。それでも嫁さんは、「やってみれば?」と、暗中模索だったダボ猫の投資を認めてくれた。今回売却した金も嫁さん名義。最後まで、「ギリギリまでチャートを見たい」というダボ猫のワガママにも付き合ってくれた。笑年下の旦那でも信じて任せてくれたこと。これは本当に感謝しています。ありがとう。
まとめ
今回、50gの金を売りました。
購入:385,650円
↓
売却:1,222,450円
約6年間保有した金が、子どもの教育資金として帰ってきました。
年初に売っていれば、もっと良かったかもしれない。これから金価格がもっと上がるかもしれない。そんなことは分かりません。でも、「いつ売るか」より「何のために持っているか」のほうが大切なのかもしれません。
今回のダボ猫にとって、金を持つ目的は「金持ちになること」ではありませんでした。子どものやりたいことを、少しでも応援すること。その目的を果たすために、今日、50gの金を手放しました。そして、「投資しておいて良かったな」と、素直に思っています。SEO設定SEOタイトル金を売ったらどうなる?

■blog ダボ猫チャート
■著者プロフィール ダボ猫

No responses yet