「投資は難しい。」そう思う気持ちはよく分かります。商品はたくさんあるし、専門用語ばかり。だから、「銀行で相談しよう。」 「プロに任せよう。」という選択も、決して間違いではありません。
今回は、どちらが正しいという話ではなく、「手数料」という視点で見てみたいと思います。
AさんとBさん
Aさん
投資の本を数冊読み、ネット証券で自分で口座を開設。低コストのインデックスファンドを選び、毎月1万円を積み立てました。
Bさん
「よく分からないからプロに相談しよう。」銀行で説明を受け、アクティブファンドを購入。毎月1万円を積み立てました。
20年後
偶然にも、二人とも年平均5%程度の運用結果になりました。
では、違いは何でしょうか。
答えは、手数料です。例えば、
Aさん:信託報酬 約0.06%
Bさん:信託報酬 約1.4%
という商品だった場合、保有中に毎日差し引かれる信託報酬は大きく変わります。
月1万円を20年間積み立てたケースでは、
条件によって差はありますが、数十万円規模の差になることがあります。
例えば、毎月1万円を20年間積み立てた場合、元本は240万円になります。仮に20年間の運用結果が年平均5%だったとすると、資産は約411万円になります(概算)。
このとき、低コストインデックスファンド(信託報酬約0.06%)では、20年間で支払う信託報酬は
約4万円。
一方、高コストなアクティブファンド(信託報酬約1.4%)では、
約80万円前後
になるケースがあります。どちらも最終的な運用結果が同程度だったとしても、保有中に支払うコストには約70万円以上の差が生まれる可能性があります。だから私は、「まず商品を選ぶ前に、手数料を見る習慣」を身につけてほしいと思っています。※金額は年平均5%で運用した場合の概算です。実際の運用成果や信託報酬は、商品や市場環境によって変動します。
高い手数料=悪い商品ではありませんここは誤解してほしくありません。アクティブファンドは、市場平均を上回る運用を目指して運用会社が企業調査や分析を行います。そのため、信託報酬が高く設定されている商品があります。つまり、高い手数料には理由があります。もし市場平均を大きく上回れば、その手数料以上の価値を生む可能性もあります。
僕が伝えたいこと
僕が伝えたいのは、「銀行はダメ。」でも、「アクティブファンドはダメ。」でもありません。伝えたいのは、何に対して、いくら払っているのかを知って選ぶこと。これだけです。
昔は購入時手数料がかかる商品も多くありました。しかし現在は、新NISAで人気の低コストインデックスファンドの多くが**購入時手数料無料(ノーロード)**です。だからこそ、これから長く効いてくるのは保有中に毎日かかる信託報酬です。「面倒だから全部お任せ。」それも一つの選択です。ただ、その選択にはサービスの対価として手数料が含まれていることも知っておくと、将来の資産形成で後悔しにくくなるかもしれません。投資で未来は誰にも分かりません。でも、どれだけ手数料を払うかは、自分で選ぶことができます。
※本記事は特定の金融機関や商品の優劣を示すものではありません。アクティブファンドには市場平均を上回る運用を目指すという特徴があり、結果によっては高い手数料以上の価値を生む場合もあります。本記事は「運用結果が同程度だった場合のコスト」の考え方を分かりやすく紹介することを目的としています。
👉️著者プロフィール トータルライフプランナーダボ
猫少額投資・資産形成・家計管理・暮らしの工夫を、初心者の方にも分かりやすく発信しています。投資を勧めるブログではなく、「仕組みを知り、自分で判断できる人が増えること」を目指して運営しています。
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