僕は転職して、まだそれほど時間が経っていません。給料がどうなるのか。仕事が自分に合うのか。人間関係は大丈夫なのか。いろいろ気になることはあります。でも、今のところ一番驚いているのが、「時間の余裕」です。
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以前の仕事をしていた頃は、それが普通だと思っていました。ところが転職してみると、
「あれ? 俺、こんなに時間あったっけ?」
となりました。今回は、以前の仕事と現在の仕事を、勤務時間と休日から単純に比較してみます。
以前の仕事は、とにかく一日が長かった
以前の仕事は販売業。月21日ほど勤務していました。勤務時間は日によって違います。
7:00〜17:30
月10日は6:00出勤
月5日ほどは18:00まで残業
休憩は1時間です。
これを年間で計算すると、年間休日は110日なので、年間勤務日数は約255日。勤務時間を平均すると、1日あたり約11時間6分。休憩1時間を差し引くと、年間の実労働時間は約2,572時間。
数字だけ見ると、正直あまりピンときません。でも、毎日の生活にすると結構なものです。特に大きかったのが、月10回ほどあった6時出勤。睡眠時間を確保するために、朝5時には起きます。つまり、起きたらすぐ仕事。これが月10回。休みの日も、シフトのため単発バラバラ。年間休日は110日。今思えば、かなり「仕事中心」の生活でした。
転職後は、朝の景色が変わった
現在の仕事は製造業。年間休日は115日。
勤務時間は、7:45〜16:45が基本です。
さらに、月〜木は2時間残業する予定なので、7:45〜19:00という日も想定しています。「結局、残業するなら同じじゃない?」と思うかもしれません。僕も最初はそう思いました。
でも、計算してみると違いました。
休憩時間は通常45分。残業する日は休憩1時間です。月〜木にフルで2時間残業すると仮定しても、年間の実労働時間は約2,413時間。以前の仕事は約2,572時間。その差は、約159時間。年間で約160時間です。
約160時間って、どれくらい?
ここが一番分かりやすいところです。8時間労働で考えると、159時間 ÷ 8時間 ≒ 20日。
つまり、年間で約20日分の8時間労働に相当する時間が減る。20日ですよ。20日あれば何ができるでしょう。長期旅行だってできる。家族との時間も増やせる。趣味だってできる。何もしないでダラダラすることだってできます。それも含めて「自分の時間」です。もちろん、実際に20日間まるごと休めるわけではありません。でも、年間を通して考えれば、それだけの時間を仕事以外に振り分けられるようになったということです。
「16:45定時」が早退に感じる
そして、これが一番笑ってしまうところ。現在の仕事では、16:45が定時です。以前なら早く来て17:30くらいまで働いているのが普通。しかも18:00まで残業する日もありました。
だから16:45に仕事が終わると、「え?もう帰っていいの?」となる。なんなら、早退しているような感覚です。もちろん、それが本来の定時なんですけどね。人間、環境に慣れると基準がおかしくなるものです。
「自由時間」は、単純な時間の合計だけではない
今回、もう一つ気づいたことがあります。以前は休みが少なく、仕事の日も長かった。だから休みの日は、「掃除しよう」「家のことをやろう」と思っても、まず自分を休ませることが優先。
ところが土日休みに戻ってみると、変なことが起きました。家の中の、「ここ、汚くない?」というところが目につき始めたんです。以前からそこにあったはずなのに。たぶん家が急に汚くなったわけではありません。自分の生活を眺める余裕が戻ったんだと思います。仕事に追われていると、「生活を維持する」だけで精一杯。少し余裕ができると、「生活を良くする」ことに目が向く。この違いは、数字には表れにくいものです。
年収だけでは、転職の価値は測れない

転職というと、「年収はいくら上がった?」「月給はいくら?」という話になりがちです。もちろん、お金は大切です。でも、自分の場合は今回、年間約160時間という数字が出てきました。しかも、現在の仕事は月〜木の残業をフルにやるという、かなり厳しめの条件で計算しています。それでも以前より年間約160時間少ない。さらに年間休日も、110日 → 115日と5日増えています。そして以前は月10回ほどあった6時出勤もなくなりました。これなら、平日に「時間がある」と感じるのも納得できます。
時間は、給料とは違う
給料は、使えば減ります。でも時間は、使わなかった分を翌日に持ち越せません。だから転職を考えるとき、「年収がいくらになるか」だけではなく、「年間で何時間、自分の時間が残るのか」も計算してみる価値があると思います。
僕の場合、以前の仕事と現在の仕事を比べてみたら、年間約160時間。8時間労働なら約20日分。これだけの時間が、仕事以外に戻ってくる計算になりました。転職してみて初めて分かりました。
「自由時間が増える」って、単純に暇になることじゃない。家を掃除したくなる。家族と過ごしたくなる。ちょっと遠くまで出かけたくなる。何もしない時間が欲しくなる。そういう、「自分の人生を自分で使う余裕」が戻ってくることなのかもしれません。
※この記事の勤務時間・休日・労働時間は、筆者自身の転職前後の条件をもとにした比較です。勤務時間や休憩時間、休日数は勤務先や雇用条件によって異なります。また、現在の勤務時間は予定されている残業を含めた試算です。
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