人の悩みは、だいたい人でできています。上司、同僚、家族、パートナー。 

でもよくよく分析すると、原因は相手だけのものではありません。

自分の中の前提と、現実のズレ。

これが積み重なって、モヤモヤや不満になります。この“ズレ”をもう少しだけ分かりやすくするために、ひとつ道具を使います。

行動経済学】

行動経済学ってなに?

かんたんに言うと、「人は合理的に動くはずなのに、なぜかズレた選択をする」そのクセを研究したものです。たとえば、

・わかってるのに無駄遣いする

・嫌な相手の一言だけずっと引きずる

・損してでも「不公平」を許せない

こういう“人間らしいズレ”に名前をつけて、仕組みとして説明してくれます。難しい理論というより、自分の違和感にラベルを貼る辞書みたいなものです。

人はなぜ人で悩むのか

ここで本題。人間関係の悩みは、だいたいこの構造です。

「見返りがあるはず」という前提を持っている

👉️現実はそうならない  

👉️ズレが感情になる

見返りを期待するクセ

人は無意識に、こう考えています。

・これだけやったんだから

・これだけ我慢したんだから

・これだけ気を使ったんだから→ 何か返ってくるはず

これが見返りの期待です。

自覚はほとんどありません。

あくまで“善意でやっているつもり”。

でも相手は、

・そんなつもりで受け取っていない

・同じ基準を持っていない

ここでズレが生まれます。

ズレを増やす3つのクセ

行動経済学の言葉で、少しだけ整理します。

■ 確証バイアス

一度「この人は冷たい」と思うと、それを裏付ける出来事ばかり目につく

■ 損失回避

「損した」と感じたことは、強く残る

小さなズレが大きなストレスになる

■ メンタルアカウンティング

頭の中で“貸し借り”を記録している「あのときあれだけやったのに」と感じる

これらはどれも特別な話ではありません。無意識に誰でもやっている普通のクセです。

よくあるズレの形

・察してほしい → 伝わらない

・公平であってほしい → 主観で評価される

・いい人でいれば報われる → 都合よく使われる

どれも、見返りがある前提と現実のズレです。

ここで一度だけ立ち止まる

少しだけ視点を変えてみると、「相手が悪い」の前に

**「自分は何を前提にしていたか」**

が見えてきます。

・どんな見返りを期待していたのか

・それは本当に共有されていたのか

ちょっと『なんだこのひと💢』ってなる前に自分にツッコミ入れるのもいいかもしれません『イヤイヤ勝手に期待しすぎ』って😁

ここが見えると、同じ出来事でも受け取り方が変わってくるはずです。

結論

人は人で悩むのではなく、「人に対する見返りの前提」で悩んでいる

ズレは誰にでも起きます。ただ、それに名前がつくだけで、少し納得ができたり、構造が見えて扱いやすくなります。

「悩みは前提と現実のズレが、そのまま残ったときに生まれる。」

著者プロフィール

日々の人間観察と食・経済の関係を発信しています。

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