先日、個人情報流出やフィッシング詐欺について記事を書きました。
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今回は、僕自身が「これは盲点だった……」と慌てて対策した話をします。
証券口座だけを厳重に守っていても、そこにつながるGoogleアカウントやクラウドの管理が甘ければ、思わぬところから被害につながる可能性がある。
これを今日聞いて、僕は自分のGoogleアカウントを確認しました。すると……
パスワードは簡単なもの。
パスキーも設定していない。
おいおい、ダボ猫さん。NISAだ、資産形成だと偉そうに語っているわりに、玄関の鍵が甘いじゃないか!
慌てて二段階認証の設定を見直しました。
今回は、この仕組みがよくわからなかった僕自身の経験をもとに、初心者向けに整理してみます。
1. 証券口座は金庫。でもGoogleアカウントは?
ちょっと想像してみてください。あなたは大切な資産を守るため、銀行や証券口座という金庫に、何重もの鍵を掛けました。パスワードを複雑にして、二段階認証も設定。これで金庫の防犯はバッチリ!……のはずでした。
ところが、その金庫がある建物のロビーに、誰でも入れる状態だったらどうでしょう?
ロビーには、メールの受信箱や、パスワードの再設定に使う連絡先、さまざまなサービスにつながるアカウントがあります。そのひとつがGoogleアカウントです。
もちろん、Googleアカウントにログインできたからといって、銀行や証券口座まで必ず突破できるわけではありません。金融機関ごとに認証の仕組みは違います。
しかし、Googleアカウントを乗っ取られると、Gmailに届く連絡やパスワード再設定のメール、保存された情報などを悪用され、ほかのサービスへの攻撃につながる可能性があります。
つまり、金庫の鍵だけを頑丈にしても、それだけで安心とはいえないんです。
2. ロビーに知らない人がいたら、どうする?
ここで、ダボ猫劇場の開幕です。ダボ猫は、証券口座の金庫に頑丈な鍵を取り付けました。
ダボ猫「よし!これでオルカンもS&P500も安心だニャ!」ところが、金庫のある建物のロビーを見てみると……見知らぬ猫がソファでくつろいでいます。
ダボ猫「……なんやお前、ココでなにしとるん?」
知らない猫「いや、Googleアカウントから入ってきたんですけど」
ダボ猫「いやいやいや!ここ関係者以外立入禁止やろ!」
知らない猫「メールも見られますし、パスワードの再設定に使える情報もあるかもしれませんね」
ダボ猫「金庫に鍵掛けた意味ぃぃぃ!!」
……もちろん、これは仕組みを理解するためのたとえ話です。Googleアカウントへの不正ログインだけで、すべての金融口座が突破されるわけではありません。
ただし、メールやクラウドは、複数のサービスに関係する重要な入口になり得ます。守るべきなのは、銀行や証券口座だけではない。そこにつながるアカウントも守らなければいけない。これが今回、僕が気づいたことです。
3. Googleアカウントの鍵を強くするには?
では、何をすればいいのでしょうか。まず確認したいのが、Googleアカウントのセキュリティです。
① パスワードを使い回さない
簡単なパスワードや、ほかのサービスと共通のパスワードは避けましょう。別のサービスからパスワードが漏れた場合、同じ情報を使ってログインを試される可能性があるからです。長く、推測されにくい、ほかでは使っていないパスワードを設定します。
② 二段階認証を設定するパスワードだけでなく、もうひとつの認証を求める仕組みです。
仮にパスワードが知られてしまっても、追加の認証が必要になるため、不正ログインを防ぎやすくなります。ただし、認証コードや承認通知まで詐欺でだまし取られる可能性はあるので、身に覚えのないログイン要求は承認しないこと。
③ パスキーも検討する
パスキーは、従来のパスワードとは異なる仕組みで本人確認を行う方法です。対応する端末の画面ロックや生体認証などを使ってログインでき、偽サイトにパスワードを入力させるタイプのフィッシングに強い特徴があります。
ただし、パスキーを設定すれば何もかも安全になるわけではありません。端末やアカウントの復旧方法も含めて管理することが大切です。
二段階認証とパスキーは、まったく同じものではありません。利用できる認証方法を確認し、自分の環境に合った対策を組み合わせましょう。
④ Googleアカウントのセキュリティ診断をする
Googleアカウントには、セキュリティ設定やログイン状況などを確認するための機能があります。使っていない端末がログインしたままになっていないか、不審なアクティビティがないか、復旧用の電話番号やメールアドレスが正しいか。一度確認してみましょう。
Google公式のセキュリティ診断はこちらです。
👉️https://myaccount.google.com/security-checkup4.
クラウドにも大事な情報がある
Googleアカウントといえば、Gmailだけではありません。Googleドライブなどのクラウドに、写真や書類、個人情報を保存している人もいるでしょう。クラウドに保存された情報が第三者に見られると、プライバシーの侵害だけでなく、詐欺に悪用されるリスクも考えられます。
また、クラウド上のファイルやメールから、利用しているサービスや家族関係などを推測される場合もあります。だからこそ、クラウドも含めて、アカウントのアクセス権限やログイン状況を確認しておきたいところです。
5. 今日、僕がやったこと
僕は今回、自分のGoogleアカウントを見直して、二段階認証の設定を変更しました。
正直に言うと、これまで証券口座のセキュリティばかり気にしていました。
NISAの運用先は何にするか、手数料は安いか、資産配分はどうするか。そういうことは考えるのに、その手前にあるアカウントの守りは甘かった。なんとも間抜けな話です。ただ、知らなかったことに気づいたなら、今から対策すればいい。
資産形成は、投資商品を選んで終わりではありません。家計を整え、資産を育て、そして守る。この一連の流れが大切なんだと思います。
まとめ:金庫だけでなく、ロビーにも鍵を掛けよう
今回の話を、もう一度整理します。銀行や証券口座は、資産を保管する金庫。Googleアカウントやメールは、複数のサービスにつながる入口のひとつ。クラウドにも、守るべき個人情報がある。入口を乗っ取られると、ほかのサービスへの攻撃につながる可能性がある。だからこそ、証券口座の対策だけで満足せず、Googleアカウントやメール、クラウドのセキュリティも確認しておきましょう。金庫に何重もの鍵を掛けても、ロビーに誰でも入れる状態なら、守りは不十分かもしれません。
ダボ猫のように、投資のことばかり考えて、入口の鍵を忘れていませんか?まずは一度、自分のGoogleアカウントのセキュリティ診断をしてみましょう。
「なんやお前、ココでなにしとるん?」そんな知らない猫をロビーで見つける前に。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。各金融機関やサービスの認証方式は異なります。設定方法や利用可能なセキュリティ機能は、それぞれの公式案内をご確認ください。
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■著者プロフィール ダボ猫

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