人間関係がつらい。

あいつのことを思い出すだけで腹が立つ。 あのとき、どうして自分ばかり我慢しなければならなかったのか。 なんで、あんなことをされたのに、相手は何事もなかったように生きているのか。忘れたくても忘れられない。

そんな経験、ありませんか?

僕にはあります。しかも、ひとつやふたつじゃありません。

今日は、そんな僕が、かつて許せなかった人たちに自分なりの決着をつけた話をしようと思います。これは、誰にでも当てはまる正解ではありません。あくまで、ダボ猫という人間がたどり着いた、数ある問題解決法のひとつです。

でも、今まさに人間関係で苦しんでいる誰かにとって、何かのヒントになればうれしいです。

30代の僕にとって、人間関係は地獄だった

実の両親との関係。 職場の人間関係。 子どもを通じた人間関係。そして、あげくの果てには詐欺にも遭いました。いや、もう笑うしかないですよね。笑

思い出すだけで地獄だった。当時の僕は、いろいろな人間関係に悩み、心をすり減らしていました。どうして、こんな目に遭わなければならないのか。どうして、こちらが傷ついているのに、相手は平気な顔をしているのか。何度も考えました。相手に対する怒りもあったし、悔しさもあった。自分にも悪いところがあったのかもしれない。そう考えて、自分を責めることもありました。

人間関係で追い詰められると、相手への怒りだけでなく、自分自身への疑いまで生まれるんですよね。自分が悪いのか。 自分の努力が足りないのか。 自分がもっと我慢すればよかったのか。でも、いくら考えても、過去は変わりません。相手が変わるとも限りません。

そんな日々のなかで、僕はある恐怖を感じるようになりました。

このままでは、僕は生きていけなくなるかもしれない。

大げさに聞こえるかもしれません。でも、当時の僕にとっては、かなりリアルな恐怖でした。そして皮肉なことに、この恐怖が僕の人生を変えるきっかけになったのです。

人間は、ケツを叩かれないと真剣になれないことがある

人間って、困っていないときには、なかなか本気になれないものです。

もちろん、全員がそうだとは言いません。ただ、僕はそうでした。将来のお金について、もっと真剣に考えなければいけない。生活を守るために、何かを変えなければいけない。頭ではわかっていても、日々の生活に追われていると、なかなか行動に移せない。

ところが、現実に追い詰められると話が変わります。

このままではマズい。何とかしなければ、本当に困る。そうなって初めて、僕はお金について真剣に考えるようになりました。

そこで学んだのが、投資と資産形成です。

収入と支出を考える。 生活を守るためのお金を確保する。 少しずつ資産を築く。 お金がどのように働くのかを学ぶ。一発逆転を狙ったわけではありません。自分と家族が、これからも生きていくための土台を作りたかったのです。

振り返ってみれば、あの苦しい経験がなければ、ここまで真剣に資産形成を学んでいなかったかもしれません。

もちろん、だからといって、ひどい目に遭わされてよかったと言いたいわけではありません。傷つけられたことが正当化されるわけでもない。ただ、起きてしまった出来事から、何を持ち帰るかは、自分で選べる部分がある。

僕はそこに活路を見いだしました。

僕が彼らを許せた理由。それは「等価交換」だった

ここからが本題です。僕は、かつて許せなかった人たちを、今では以前ほど恨んでいません。なんなら、感謝すらしています。いやいや、何を言っているんだと思いますよね。笑

もちろん、相手が謝罪してくれたわけではありません。失った時間を返してくれたわけでもない。傷ついた心を治してくれたわけでもない。僕の資産形成に、お金を出してくれたわけでもありません。それなのに、なぜ感謝できるようになったのか。

僕にとっての答えは、資産評価額という、目に見える現実ができたからです。

あの経験がなければ、僕はここまでお金について学ばなかったかもしれない。あの恐怖がなければ、生活を守るために本気で行動しなかったかもしれない。そう考えると、あの出来事を通じて得た知識や経験、そして自分で築いた資産は、僕にとって大きな意味を持つようになりました。

もちろん、資産評価額のすべてが、あの人たちのおかげというわけではありません。僕自身が働き、支出を考え、学び、行動した結果です。投資には相場の影響もありますし、資産が増えることが約束されているわけでもありません。それでも、僕は思ったのです。

あの苦しみから、自分の人生を守るためのものを手に入れた。

相手が僕に何かを返してくれたわけではない。それでも、自分の中では、失ったものに対して別の価値を手に入れられたような感覚がありました。これが、僕にとっての等価交換です。

傷ついた時間とお金を単純に天秤にかけられるわけではありません。お金があれば、すべての傷が消えるわけでもない。それでも、自分が納得できる決着をつけることはできる。僕にとっては、それが資産形成だったのです。

なぜ、お金があると人間関係の悩みが軽くなるのか

ここは少し、論理的に考えてみたいと思います。人間関係の悩みは、気持ちだけの問題ではありません。ときには、生活そのものと結びついています。

例えば、職場にどうしても合わない人がいるとします。でも、生活費がギリギリで、貯金もほとんどない。仕事を辞めたら生活できない。そうなると、嫌な環境から離れるという選択肢は、簡単には取れません。相手の言動に耐え続けなければならないと感じることもあるでしょう。

一方で、生活費の備えがあり、次の仕事を探す余裕もあればどうでしょうか。必ず辞められるとは限りません。それでも、少なくとも「ここに耐え続ける以外に道はない」という状況からは、一歩離れられます。

これは職場だけの話ではありません。人間関係で距離を置きたい相手がいるときも、経済的な余裕があれば、付き合い方を見直しやすくなります。

つまり、お金が直接、人の心を癒やしてくれるという話ではないのです。お金は、自分で選べる余地を作ってくれる。この違いは大きいと思います。経済的な余裕があれば、嫌な相手に何かを認めてもらわなくても、自分の生活を守れる可能性が高まる。相手が謝罪しなくても、相手が反省しなくても、自分の人生を前に進められる。

そして、自分の人生を動かせるという実感が、過去の出来事に対する見方を変えていくこともあります。

もちろん、お金では解決できない問題もあります。暴力やハラスメントなど、身の安全に関わる状況なら、資産形成を待つ必要はありません。信頼できる人や専門の相談窓口につながり、安全を確保することが先です。

僕が伝えたいのは、お金さえあれば幸せになれる、という単純な話ではありません。自分の人生を守るための選択肢を、少しずつ増やしていこう。それが、僕が資産形成を通じて学んだことです。

因果応報なんて、あてにならないと思っている

世の中には、因果応報という言葉があります。悪いことをした人には、いつか悪いことが返ってくる。そう信じたくなる気持ちは、僕にもわかります。自分が傷つけられたのなら、相手にも同じくらいの苦しみを味わってほしい。自分が苦しんだ分だけ、相手にも報いがあってほしい。そう思うことだってあります。でも、現実はそう都合よくできていません。

悪いことをした人が、必ず不幸になるわけではない。傷つけられた人が、必ず報われるわけでもない。少なくとも、僕たちがそれを確実に期待できる根拠はありません。相手がいつか反省することを期待して、ずっと待ち続ける。相手が不幸になることを願って、自分の人生を見つめ続ける。それでは、自分の人生の主導権まで相手に預けてしまうことになります。

だから僕は、別の決着を選びました。

相手に報いがあるかどうかは、僕にはわかりません。でも、自分が何を学び、どう行動し、どんな人生を築いていくかは、自分で考えられる。相手が僕の人生を台無しにしたままで終わるのか。それとも、苦しかった経験から何かを学び、自分の人生を立て直していくのか。少なくとも後者を目指すことはできます。僕は、自分の手でそちらを選びたかったのです。

心の底から許せたのかと聞かれたら、わからない

正直に言います。今でも、心の底から許せているのかと聞かれたら、わかりません。あのときのことを思い出せば、腹が立つこともあるでしょう。相手に言いたいことだって、きっとあります。でも、もういいのです。今さら問い詰めたところで、何が返ってくるでしょうか。

「そんなつもりはなかった」

「誤解させたなら申し訳ない」

そんなお決まりの言葉が返ってくる可能性だってあります。もちろん、相手が本当にどう考えているのかは、僕にはわかりません。謝罪や補償を求めることが必要なケースもあるでしょうし、法的な問題なら専門家に相談すべき場合もあります。ただ、僕の場合は、

いつまでも相手に答えを求め続けることが、自分にとって本当に必要なのか

を考えるようになりました。時間は戻りません。過去も変わりません。だったら、これからの時間をどう使うか。僕は、自分の生活を守り、家族を大切にし、自分の人生を楽しむために使いたい。それに、

彼らはもう僕の人生から消えてくれました。

今さら僕を評価してもらう必要もありません。認めてもらう必要もありません。勝ったと証明する必要さえない。相手がどう思っているかとは関係なく、自分の人生を生きていけばいい。そう考えられるようになったことが、僕にとっては何より大きかったのです。

今、人間関係で苦しんでいるあなたへ

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。もし今、あなたが人間関係で苦しんでいるのなら、僕からひとつだけ伝えたいことがあります。

無理に許さなくていい

です。忘れようと頑張らなくてもいい。傷ついた自分を責める必要もありません。今すぐ前向きになれなくたって、いいじゃないですか。僕だって、ずっと苦しんでいました。何度も考えました。どうして自分ばかり、こんな思いをしなければならないのかと。

だから、簡単に「気にするな」なんて言えません。そんな言葉で片づけられるほど、つらい経験ではなかったからです。

ただ、ひとつ覚えておいてほしい。今の苦しみが、あなたの人生の最終結果だと決まったわけではありません。今は何も考えられなくてもいい。まずは食べて、眠って、生活を守る。余裕が出てきたら、自分の収支を確認してみる。無理のない範囲で支出を見直す。必要なら、誰かに相談する。少しずつ、自分が選べることを増やしていく。資産形成だって、そのひとつです。

大金を稼ぐ必要はありません。投資を始めることが、すべてでもありません。まずは生活を守るための土台を作ることからでいい。僕がそうだったように、自分の現実を少しずつ変えていくことで、今までとは違う景色が見えてくるかもしれません。

もちろん、同じ方法がすべての人に合うわけではありません。僕は資産形成という方法で、自分なりの決着をつけました。あなたには、あなたに合った方法があるはずです。今すぐ見つからなくても、焦らなくていい。自分の人生を取り戻す方法は、ひとつではありません。そして、どうか忘れないでください。

あなたを傷つけた人間に、あなたの人生の残り時間まで渡す必要はないのです。

最後に。昔の僕へ、そして今のあなたへ

僕は、かつて許せなかった人たちに感謝しています。ただし、それは彼らの行為が正しかったからではありません。苦しめられてよかった、という話でもありません。あの経験があったからこそ、自分が学び、行動し、人生を立て直すきっかけを得られた。

そして、自分の手で築いた資産が、過去に対する僕なりの決着になった。ただ、それだけのことです。

彼らが何かを返してくれたわけではない。僕が自分で、別の価値を築いたのです。因果応報があるかどうかはわかりません。でも、僕が自分の人生に決着をつけられたことは、紛れもない現実です。

人間関係に苦しんでいた昔の僕に、今の僕が声をかけるとしたら、こう言いたい。

「大丈夫。今は地獄みたいでも、人生はまだ終わっていないぞ」

そして、今この記事を読んでいるあなたにも、同じことを伝えたい。僕は、あなたの過去を知りません。あなたが、どんな思いをしてきたのかもわかりません。だから、わかったようなことは言えません。

でも、人間関係に苦しみ、どうすればいいのかわからなくなっているのなら、僕はあなたの味方です。すぐに強くならなくてもいい。すぐに許せなくてもいい。今はただ、自分の人生を守ることを考えてほしい。いつか、自分の人生を振り返ったときに、あの出来事にすべてを奪われたわけではなかったと思える日が来るかもしれません。

僕は、そうやって少しずつ歩いてきました。あなたにも、あなた自身の人生があります。さあ、ぼちぼち取り戻していきましょう。相手の人生ではなく、自分の人生を生きるために。ダボ猫でした。

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