「ちゃんとした会社に勤めている。」
「役職がある。」
「年収が高い。」
若い頃の僕は、そんな人が「ちゃんとした大人」なんだと思っていました。
でも48年生きてきて、その考えは変わりました。
今の僕が思う「ちゃんとしている人」は、職業や肩書きではありません。
自分が起こしたことに責任を持てる人。これが一番大きいと思っています。
ここでいう責任とは、お金の話だけではありません。
約束を守る。
借りた物を返す。
迷惑をかけたら謝る。
助けてもらったら感謝する。
失敗したら言い訳ではなく、まず向き合う。
つまり、自分が受けたもの、壊したもの、迷惑をかけたものを、自分で返そうとする力です。
法律では「弁済能力」という言葉がありますが、人生にも同じような能力がある気がしています。
人間関係を見ていると、この能力がある人は長く信頼されます。反対に、この能力がない人は、少しずつ信用を失っていきます。
実際、心理学の「社会交換理論」では、人間関係は「与える・受け取る」のバランスによって維持されると考えられています。
一方的に受け取り続ける状態が続くと、信頼や協力関係は崩れやすくなることが知られています。
もちろん、人は誰でも失敗します。僕も失敗してきました。失敗ばかりの連続です。
大事なのは失敗しないことではなく、その後どうするかです。
「ごめんなさい。」
「ありがとう。」
「次は自分がやります。」
この一言が言える人は、不思議と人が離れていきません。
高級車に乗っているか。
いい会社に勤めているか。
年収がいくらか。
そんなことよりも、周りの人は意外と見ています。この人は、ちゃんと責任を引き受ける人なのか。僕は48年生きてきて、一つだけ確信したことがあります。
人間関係や物を壊すのは、能力の低い人ではありません。「壊したものを直そうとしない人」です。だから平気で壊せる、壊してもわからない。そこにある前提はなにか目を凝らしてみてください。
逆に、信用を積み上げる人は、特別な才能がある人ではありません。
壊してしまったら謝る。
弁償する。
借りたら返す。
受けた恩は、いつか誰かに返す。
そんな当たり前を積み重ねられる人です。結局、人生で一番価値がある資産は、お金でも肩書きでもなく**「信用」**なのだと、48歳になって強く思います。
■著者プロフィール トータルライフプランナー ダボ猫
当ブログ「ダボ猫チャート」では、投資・資産形成・家計管理だけでなく、人生を少しでも豊かにする考え方や暮らしの工夫も発信しています。特別な才能がなくても、一歩ずつ資産と信用を積み重ねる。そのヒントになれば嬉しいです。
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