接客業をしていると、
「この人とは安心して関われる」
「少し距離を置いた方がいいかもしれない」
と感じる瞬間があります。もちろん、人を見た目だけで判断することはできません。全てはわからないのです。
でも、一つだけ参考になるものがあるとすれば、それは「目」だと思っています。
目は、その人が今どこに意識を向けているのかを、意外と素直に映し出します。
まず、少し注意したいと感じるのが、
「あなたを品定めするような目」
です。値踏みをするように相手を見る人は、自分の評価基準だけで物事を判断しがちです。
長年いろいろな人と接してきて思うのは、人の問題解決能力には実はそれほど大きな差はありません。それなのに、自分だけが特別に優れているという前提で人を見る人は、自分を少し過大評価してしまっていることがあります。その結果、相手への敬意が薄れ、人間関係のストレスを生みやすくなるように感じます。早い話、貢献は特に何もしてくれない、人を振り回す気質があるのがこのタイプです。
もう一つ気になるのが、
「自分のストレスだけに意識が向いている目」
です。このタイプは、あなた自身を見ているようで、実は見ていません。
頭の中は今ある自分の問題でいっぱいで、「誰かに解決してほしい」という気持ちが強くなっています。そのため、無意識のうちに相手を発散の相手や解決の道具のように扱ってしまうことがあります。
あなたが手一杯に抱えてるものがあっても、更に何か乗せてこようとするタイプがこれです。
もちろん誰にでも余裕のない日はあります。ただ、それがいつも続いている人とは、少し距離感を考えた方がお互いのためかもしれません。
少し目線におちつきがなく、忙しいのに時間と作業とめさせて延々と話を止めないタイプがこれです。
反対に、一緒にいて心地よい人の目には共通点があります。それは、
目的と、自分と、相手、この三つに自然と意識が向いている
ことです。例えば会話を楽しむ場なら、楽しむことに集中しながら、自分の気持ちも大切にし、同時に相手の表情や反応にも目を向けています。
私はこれを「三方良し」の感覚だと思っています。
近江商人の「売り手良し・買い手良し・世間良し」という考え方は、人間関係にも通じます。
自分だけでもなく、相手だけでもなく、その場全体が良くなることまで考えられる人は、不思議と目つきも穏やかです。私たちは普段、相手の目線を言葉より先に感じ取っています。
「なんとなく怖い。」
「なんとなく安心する。」
その感覚は、案外間違っていないのかもしれません。だからこそ、人を見るときは肩書きや服装よりも、その人の目が何を見ているのかを、少しだけ意識してみてください。
意識の向いている先は、目に表れる。
接客業を通して、私が一番学んだことです。
👉️著者プロフィール トータルライフプランナー ダボ猫
お金、健康、働き方、そして日々の暮らしについて発信しています。資産は多少築けましたが特別な成功者ではありません。だからこそ、普通に働き、普通に悩み、普通に失敗してきた経験を大切にしています。
このブログでは、「少しでも人生が楽になる考え方」や「将来の不安を減らす知識」を、自分の実体験を交えながらお届けしています。どこか一つでも、皆さんの暮らしのヒントになれば幸いです。
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