投資を始めようと思ってYouTubeを見る。
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すると必ず出てくるのが、
「オルカン」
「S&P500」
です。正直なところ、
「みんな同じこと言ってない?」
「本当にそんなに良いの?」
と思った人も多いはずです。私も最初はそうでした。しかし調べていくと、投資のプロがオルカンやS&P500を勧める理由は、単なる流行ではなく、意外と合理的なものでした。
今回はその理由をできるだけ分かりやすく掘り下げてみます。
そもそも投資の最大の問題は未来が分からないこと
投資初心者ほど、「これから伸びる会社はどこだろう?」と考えます。しかし現実は厳しい。20年前に今のAIブームを予想できた人はほとんどいません。NVIDIAがここまで大きくなることを正確に予測できた人も少数でしょう。つまり投資で一番難しいのは、未来を当てることです。
そこで生まれたのがインデックス投資という考え方でした。
インデックス投資は勝者を予想しない
インデックス投資は、「勝つ会社を探す」のではありません。「勝った会社を後から取り込む」という仕組みです。ここが非常に重要です。
例えばS&P500。アメリカを代表する企業500社で構成されています。
しかし、一度採用された企業が永久に残るわけではありません。業績が悪化すれば外される。成長企業は新たに加わる。つまり指数そのものが進化し続けるのです。
近年では大型IPO企業も以前より比較的早い段階で組み込まれる傾向があります。
だから投資家は、500社を買っているようで、実際にはアメリカ経済の勝者集団を保有しているとも言えます。
オルカンも「世界中を適当に詰め込んだ商品」ではない
オルカンという名前を聞くと、世界中の企業を全部買っているような印象があります。しかし実際は違います。オルカンも厳しいルールで構成銘柄が選ばれています。
市場規模が小さすぎる企業。
流動性が低い企業。
投資対象として不適切な企業。
こうした企業はそもそも組み込まれません。さらに企業価値が大きく低下すれば比率が下がり、場合によっては指数から外れます。つまりオルカンも、世界の主要企業を中心に選抜された集団なのです。
オルカンは実はアメリカファンドでもある
ここは意外と知られていません。オルカンというと、世界に均等投資しているイメージがあります。しかし実際は違います。世界の株式市場の規模に応じて投資するため、現在は約60%がアメリカ株です。
つまり、オルカンを買う
↓
結果としてかなりアメリカを買っている
という状態になります。その上で、日本ヨーロッパインド台湾新興国なども持てる。これがオルカンの強みです。
なぜ信託報酬が安いのか
オルカンやS&P500が支持される理由はもう一つあります。それがコストです。一般的なアクティブファンドは、専門家が企業分析をして、売買判断を行います。当然コストがかかります。
しかしインデックスファンドは違います。指数に合わせて機械的に運用します。そのため信託報酬は年0.1%前後。100万円預けても年間1000円程度です。
投資の世界では、利益は予測できません。しかしコストは確実に削減できます。だから低コストは非常に大きな武器なのです。
インデックス投資は「経済成長そのもの」を買う
投資個別株投資は、企業を選ぶ投資です。インデックス投資は、経済そのものを買う投資です。
新しい技術が生まれる。
新しい企業が成長する。
古い企業は衰退する。
その結果として指数が進化していく。
つまり投資家は、特定の企業ではなく、人類の経済活動そのものに投資しているとも言えます。
結局
なぜみんなオルカンとS&P500を勧めるのか
理由をまとめると、
・未来を予想する必要がない
・勝者を自動的に取り込む
・弱い企業は入れ替わる
・世界やアメリカの成長を丸ごと買える
・信託報酬が安い
だからです。もちろん絶対に儲かる商品ではありません。暴落もあります。含み損になる時期もあります。それでも長期投資家が支持する理由は、「未来を当てるゲーム」ではなく、「成長する経済に乗り続けるゲーム」だからです。
最後にオルカン派とS&P500派はよく議論しています。しかし実際には、オルカンも約60%はアメリカ。つまり両者ともアメリカ経済の恩恵を大きく受けています。本当の差は、アメリカ一本で行くか。世界全体も少し持つか。その程度です。それより大切なのは、どちらを選ぶかではなく、暴落しても積み立てを続けられるか。私はそこが一番重要だと思っています。
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