「r>g」。
投資のリターンは、経済成長や賃金上昇を上回るという話。
でも正直こう思いませんか。
「で、実際どのくらい差がつくの?」
今回はそこを逃げずに、数字で出してみます。
しかも10年。中途半端じゃなく、現実が見えるラインです。
前提条件を固定します。
投資側
・初期費用:100万円
・年利:5%(インデックス想定)
・積立:毎月1万円
・期間:10年
労働側
・年収:350万円スタート
・昇給:年1〜2%で検証
かなり現実的なラインにしています。
まず投資。
100万円を年利5%で10年運用
→ 約163万円
ここに積立
1万円 × 120ヶ月 = 120万円
合計
約283万円
つまり
利益は約63万円
ポイントはここです。
何もしていないお金が、10年で63万円増える。
次に昇給。
年収350万円スタート
昇給1.5%で10年
10年後の年収
→ 約406万円
差額
→ 年間+56万円
「お、昇給の方が勝ってるじゃん」
ここで終わるなら、この記事に意味はないです。
問題はここから。
この昇給、
“毎年確実に上がる前提”
で計算しています。
現実どうでしょうか。
・会社の業績
・人事評価
・景気
・部署異動
全部コントロール不能です。
つまり
昇給は「期待値」であって、「確定ではない」
じゃあ逆に聞きます。
年1.5%の昇給、10年続きますか?
ここがこの記事の核心です。
さらに踏み込みます。
じゃあ投資に“追いつく”には、
昇給どのくらい必要なのか。
投資は10年で+63万円(ほぼ放置)
これに対して労働は
「毎年昇給し続けて、なおかつその差を積み上げる」必要がある。
体感で言うと
年1% → まず無理
年2% → ギリ勝負
年3% → やっと優勢
ただしこれも
“10年間ノーミスで昇給し続けた場合”
ここでさらに面白い比較。
「昇給したあげく、投資もしてたら?」
これが現実解です。
昇給で年収は上がる
→ 余剰資金も増える
→ 投資額も増える
つまり
労働単体 vs 投資単体
じゃなくて
労働+投資の複利
これが一番強い。
結論いきます。
投資は爆発しない
でも裏切らない
昇給は伸びる可能性がある
でも止まる可能性もある
だから答えはシンプルです。
どっちかに賭ける必要はない
依存先を分けるだけ
最後にひとつだけ。
「会社が10年ちゃんと給料を上げてくれる」
この前提に、どれだけ賭けられるか。
そこに違和感があるなら
もう答えは出ていると思います。
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