「金価格の長期推移(2006–2026)
作成:ダボ猫chart / 参考データ:公開金価格」

最近、金価格のニュースをよく見かけます。Gold はこの20年で大きく上がりました。長期のグラフを見ると、右肩上がりです。

こういうグラフを見るとよくこんな言葉を聞きます。「早く買っておけばよかった」でも、この言葉にはひとつ大きな前提があります。

ずっと持ち続けていれば。という前提です。

上がる資産でも、人は持ち続けられない

金は長期では上がっています。でも途中を見ると違う景色になります。2012年頃から2018年頃まで。金価格はほとんど動いていません。約6年です。

あなたがもしこの期間に金を買っていたらどう感じるでしょう。

1年たっても上がらない。3年たっても上がらない。5年たってもほとんど動かない。多くの人は途中でこう思います。「これ、意味あるの?」投資で一番難しいのは「耐えること」投資で一番難しいのは銘柄選びではありません。耐えることです。値動きがない時間。下がる時間。周りが別の投資で儲かっている時間。その中で「自分の判断は間違っていない」と信じ続けるのは意外と難しい。

グラフは後からなら、きれいに見える

長期グラフはとてもきれいです。でもそれは結果を知っているからです。過去を振り返るとここで買えばよかった、ここは持っていればよかった、簡単に見えます。でもその時代に生きている人は未来を知りません。横ばいなのか?暴落するのか?上がるのか?誰にも分からない。

だから投資は人に勧めにくい

僕自身も投資はしています。結果としてプラスです。でもそれはたまたま始めた時期がよかったという要素もあります。2018年、2019年、かなりいい時期に買っています。見通しがよかったか?僕に先見の妙があったか?いや、運です。自分で調子に乗らないためにも、そう思うようにしています。

もし自分が横ばいの時期から始めていたら。途中でやめていたかもしれない。だから僕は投資を人に勧めるとき少し言葉を選びます。

投資は「正しさ」より「続けられるか」

結局のところ投資で大事なのは正しい商品より続けられるかどうかだと思っています。途中でやめてしまえば長期のリターンは手に入りません。

そして途中でやめる人は実はとても多い。だから金は20年で大きく上がっているのにほとんどの人はその恩恵を受けていない。そんな不思議なことが投資の世界では起こります。

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