ここまで何度もしつこく、利益はリスクの上にしかないという話をしてきました。それは理屈として知っていたからでも、格好つけたいからでもありません。
僕自身が、その逆をやってしまい、取り返しのつかない失敗をしたからです。資産を見直し、金、積み立てNISA、現金と、それなりにポートフォリオを意識し始めた頃のことでした。そんな中で、「知り合いの紹介」という、一番やっかいな入口から話が来ました。
インドの砂ビジネスファンド。新興国インドはこれから発展する。インフラ需要がある。砂マフィアの利権に乗ろう。月利で高配当。今なら一瞬で分かります。胡散臭さ満点です。でも当時の僕は、「どこかでリスクは誰かが取ってくれている」そんな都合のいい解釈をしていました。結果は、見事に失敗。
実態は、いわゆるポンジスキームでした。簡単に言うと、実際の事業で利益を出しているのではなく、その人から入ってきたお金を、数回だけ配当に回す仕組みです。だから、最初のうちは「ちゃんと配当が出る」。ここが一番たちが悪い。そして事業が暗転して配当金が停止。
では、警察に相談すればどうなるのか。ここも現実は、かなり厳しいです。入金が行われ、本人が「納得して投資した」形になっている場合、刑事事件として動いてもらえないことがほとんどです。数回配当があった事実があれば「詐欺かどうか」の線引きが難しく、時間がかかる。その間に、資金は消えていく。おおよそ弁護士をたて、仮に裁判で勝っても口座を移され、相手の資産は無いと言われる。これが現実です。
この失敗を通じて、僕ははっきり分かりました。リスクを他人に取ってもらおうとする投資は、投資ですらないということ。自分で理解できない。自分で説明できない。それなのに「高配当」という言葉だけを信じる。これは、投資家としてやってはいけない行為でした。
だから今、僕は昔からある伝統的な投資商品を勧めています。派手じゃない。夢もない。でも、あなたの元本に係数は必ず掛かる。仕組みが見える。今の時代、チャートも、数字も、画像も、自分でいくらでも確認できます。
もし今、「よく分からないけど儲かりそう」そんな案件で迷っている人がいたら、どうか、ここで一度立ち止まってほしい。このブログは、成功談だけを載せるつもりは無い。注意喚起もやっていくつもりです。
もしこの瞬間、同じ穴に落ちる人が一人でも減れば、この失敗にも意味があったと思えるから。
立ち止まる勇気も、立派な投資判断です。僕はカッコつけません。
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あるあるですね😅